コロナの影響で仕事でもミーティングはオンラインでとか、飲み会もオンラインでとやたらとビデオ通話で人と接する機会が増えたと思います。今のノートパソコンはWindowsでもMacでもほぼ標準でカメラがついていて、それでオンラインビデオ通話をしてる方多いんじゃないですか?
でも、イマイチ綺麗に映らなかったり画面が暗くなってしまって嫌な印象を与えてしまうのでは・・
という方に!
日本が誇るカメラメーカーCanonnさんが応えてくれました!!
なんと、Canonの一眼カメラをWebカメラとして使えるソフトウェアを公開してくれました!
しかもPCとカメラをUSBでつなぐだけで使えちゃう優れもの。これを使えば、一眼カメラの美しい映像でオンライミーティングができて他の人と差をつけられますよ。
結論から言うとこのサイトでダウンロードできます↓
EOS Webcam Utility Beta ダウンロードサイト
今回はそのソフトウェアの使い方と使い心地を解説していきます。Zoomで使うのにちょっとコツがいるのでそのあたりも詳しく書いています。
この記事の内容
- Canon一眼カメラをWebカメラとして使う方法
- Zoom・Teams・Google Meetsでの設定
対応カメラ
公式が発表しているカメラは次の通りです。
EOSデジタル一眼レフカメラ
- EOS-1D X Mark II
- EOS-1D X Mark III
- EOS 5D Mark IV
- EOS 5DS
- EOS 5DS R
- EOS 6D Mark II
- EOS 7D Mark II
- EOS 9000D
- EOS 80D
- EOS 90D
- EOS Kiss X9
- EOS Kiss X10
- EOS Kiss X80
- EOS Kiss X8i
- EOS Kiss X90
- EOS Kiss X9i
- EOS 4000D
EOSミラーレスカメラ
PowerShotシリーズ
上記の機種の他にも僕が確認できたもので「EOS kiss X3」でも問題なくwebカメラ化できました。
他の機種でもダメ元でやってみるといけるかもしれません。記事内の映像確認はEOS 7D Mark IIにておこなっています。
ソフトウェアをインストール
対応カメラを所有していることが確認できれば早速ソフトウェアをインストールしましょう。
対応OSはWindows10・macOS10.13・10.14・10.15です。筆者はMacなのでMacでのやり方で説明していきます。
インストールするソフトウェアは【EOS Webcam Utility Beta】CanonUSAのページからダウンロードできます。本文は英語ですけど日本でも問題なく使えます。
(Beta版との事でもしかしたら動かない環境の人もいるかも・・・)
EOS Webcam Utility Beta ダウンロードサイト
上記のリンクから飛んだページの下の方にあるカメラの機種一覧の中からご自分の持っているカメラの機種をクリックします。
すると【EOS Webcam Utility Beta 0.9.0 for macOS】が出てくるので【SELECT】押して【DOWNLOAD】ボタンからソフトウエアが入ったzipファイルがダウンロードできます。
あとは、解凍してインストールするだけ。
インストール後、再起動を求められるので再起動すればもうCanon一眼カメラをWebカメラとして使える状態になっています。
Teamsで使う場合
ソフトウェアをインストールすれば、EOS Webcam Utility Betaを立ち上げたりしなくてもCanon一眼カメラを認識するようになっています。
USBケーブルでMacとカメラをつなげてTeamsを立ち上げて、右上のアイコン→設定→デバイスからカメラの項目を確認すれば・・・
選択肢の中に「EOS Webcam Utility Beta」が出てきています。
EOS一眼カメラとパソコンをUSBでつないでいれば、映像がきているはずです。
Teamsではこれ以外何も設定する必要がなく、一眼カメラをWebカメラとして使用できちゃいます
Google Meetで使う場合
Google Meetで使う場合の設定も簡単です。
というか設定自体いりません。カメラとPCをつないだ状態でGoogle Meetを立ち上げれば設定→動画の項目に「EOS Webcam Utility Beta」が出てきています。
選択してミーティング開始しちゃってください。
Zoomで使う場合
Zoomでオンラインミーティングをするとき多くの人がPC用のZoomアプリを使っていると思いますが、EOS Webcam Utility Betaが2020年5月31日の段階でまだZoomアプリに対応していません。
なので、アプリでミーティングを開始しようとしてカメラを選ぼうとしても「EOS Webcam Utility Beta」が出てきません。
ですが、EOS Webcam Utility BetaはZoomでもちゃんと使えるんです。
ちょっとやり方を変えないといけないのでZoomサイトにログインして
設定→ミーティングにて(詳細)→「ブラウザから参加する」リンクを表示しますにチェックします
(ホストじゃない場合はホストに設定してもらわないといけません)
設定が終わったらミーティングを開始します。
zoom.usを開きますか?を【キャンセル】して【こちら】からミーティングに参加します。
(ちなみにMacのSafariはZoom未対応なので、ChromeかFirefoxを使ってください)
するとカメラ選択に【EOS Webcam Utility Beta】が出てきてCanon一眼カメラをWebカメラとして使用できます。
まとめ
Canon一眼カメラをWebカメラとして使える
しかも無料のソフトウェアをインストールするだけ
Teams・Google Meetでは細かな設定なし
Zoomの時だけブラウザでつなぐと使える
ちなみにですが、一眼レフカメラの動画モードの連続撮影時間は30分までですがWebカメラとして使うときの時間制限は無いようです。2時間連続でつないだ状態でミーティングできました。